規約違反にならないGoogle口コミの集め方。依頼のOK/NGライン
Googleの口コミは、来店したお客様に依頼して集めること自体は規約違反ではありません。違反になるのは、金銭などの見返りの提供や、高評価の人だけを選んで依頼するといった集め方です。
口コミを依頼すること自体は規約違反なのか?
依頼すること自体は規約違反ではありません。Googleは公式ヘルプで、来店したお客様に口コミを求めることをむしろ推奨しています。
「口コミのお願いは禁止されている」という誤解は根強くあります。しかし実際は逆です。Googleのヘルプには「顧客にクチコミを残すよう依頼しましょう」と明記されています。投稿用リンクをお客様に共有する手順まで、公式に案内されているほどです。
誤解が生まれた背景には、依頼自体を禁じる海外の口コミサイトの存在があります。Googleで問われるのは、依頼するかどうかではなく依頼の仕方です。次の章で、規約の線を越える集め方を具体的に確認します。
規約違反になる集め方とは?
金銭や割引と引き換えの依頼、高評価の人だけを選ぶ依頼、自作自演や従業員による投稿が代表的な違反です。発覚すると口コミの削除やビジネスプロフィールの停止につながります。
見返りと引き換えの依頼
「投稿してくれたら割引」「口コミでドリンク1杯無料」といった依頼は規約違反です。金銭に限らず、割引・景品・ポイントなどあらゆる見返りが禁止されています。さらに日本では、2023年施行のステマ規制(景品表示法)も無関係ではありません。見返りと引き換えに好意的な口コミを書かせると、法律違反に問われるおそれもあります。
レビューゲーティング
レビューゲーティングとは、事前のアンケートで満足度を確かめ、高評価をくれそうな人だけを投稿へ誘導する手法です。Googleはこれを否定的な口コミの抑制行為として明確に禁止しています。満足度でお客様を選別した時点で、違反が成立します。
自作自演・代行業者による偽の口コミ
自分や知人による投稿、業者から購入したレビューは、すべて偽の口コミとして扱われます。「口コミ代行」をうたう業者に依頼すれば、店側も違反に加担したことになります。Googleは偽レビューの検出を年々強化しており、逃げ切れる施策ではありません。
従業員による投稿
オーナーや従業員など、店と利害関係のある人の投稿も禁止です。よかれと思って投稿したスタッフの星5が、店のリスクになります。
違反が発覚すると、まず該当の口コミが削除されます。悪質な場合はGoogleビジネスプロフィールの停止に至ることもあります。Googleビジネスプロフィール(以下GBP)とは、Googleマップ上の店舗情報を管理する無料ツールです。停止されれば、口コミだけでなく店舗情報ごと検索結果から消えます。
規約に沿った依頼の仕方とは?
来店したすべてのお客様に、評価の内容を指定せず等しくお願いするのが原則です。SMSやQRコードで投稿画面までの導線を短くすると、実際に書いてもらえる確率が上がります。
守るべき原則はシンプルで、全員に・同じように・見返りなしで頼むことです。満足してくれた人だけに声をかけたり、「星5でお願いします」と評価を指定したりすると、その時点で線を越えます。「正直なご感想をお聞かせください」という頼み方が正解です。
次に効くのが導線の短さです。店名を検索して口コミ欄を探すという手間があると、好意があっても途中で離脱されます。GBPの管理画面では、投稿画面に直行できる共有リンクを取得できます。これをQRコードにしてレジ横に置いたり、会計後にSMSで送ったりすれば、1〜2タップで投稿画面に届きます。
依頼のタイミングは、体験の記憶が新しい会計直後や来店当日が最適です。文面は、たとえば次のような形で十分です。
「本日はご来店ありがとうございました。よろしければ、こちらのリンクからGoogleの口コミでご感想をお聞かせください。いただいた声はサービス改善の参考にさせていただきます。」
評価への注文はせず、感想を求めるだけ。この形なら店頭の声かけにもSMSにもそのまま使えます。
口コミが増えると順位はどう変わるのか?
口コミはGoogleマップの順位を決める3要素のうち「知名度」の評価に直結します。見られているのは数・評価の高さ・新しさ・返信の4点です。
Googleマップの掲載順位は、関連性・距離・知名度の3要素で決まります。このうち店舗の努力で最も動かせるのが知名度で、その中心が口コミです。Googleもヘルプで、口コミの数と評価が順位に影響すると明言しています。
評価されるのは数・評価・鮮度・返信の4点です。数は店の実績そのもので、母数が多いほど信頼が高まります。評価は平均点ですが、満点である必要はありません。鮮度は直近の投稿が続いているかどうかです。古い口コミしかない店は、活動していないと見なされます。返信は、店がお客様と向き合っている証拠として評価されます。
理想は、一度に大量に集めることではなく、毎月数件ずつ増え続ける状態です。依頼を特別なキャンペーンではなく、日常のオペレーションに組み込むことが重要になります。
低評価の口コミにはどう対応すべきか?
低評価にも、感謝とお詫び、事実確認と改善策を簡潔に返信するのが基本です。削除を依頼できるのは、誹謗中傷など規約に違反する口コミだけです。
低評価への返信で最も大切なのは、感情的に反論しないことです。返信は投稿者本人だけでなく、これから店を選ぶ人にも読まれます。来店への感謝、不快にさせた点へのお詫び、事実の説明、改善策。この4つを3〜4文にまとめれば十分です。
削除を依頼できるのは、規約に違反している口コミだけです。誹謗中傷や差別的な表現、事実無根の内容、来店していない人によるなりすましなどが該当します。「味が好みではなかった」のような不満は、低評価でも正当な口コミなので削除できません。該当する場合は、GBPの管理画面から違反報告を送ります。
そして低評価1件の影響をやわらげる最善の備えは、ふだんから口コミの母数を増やしておくことです。きゃくくるのSMS口コミ収集は、来店したお客様全員に依頼を届け、お客様自身が評価を選んで投稿する規約準拠の仕組みです。違反リスクを避けながら、収集そのものを日常業務として自動化できます。
まとめ
Googleの口コミは、依頼して集めること自体に問題はありません。禁止されているのは、見返りの提供、高評価の人だけを選ぶレビューゲーティング、自作自演といった依頼の仕方です。規約に沿って集めるなら、すべてのお客様に等しく声をかけ、SMSやQRコードで投稿までの導線を短くすることが近道です。集まった口コミは数・評価・鮮度・返信の4点で順位に効きます。低評価にも丁寧に返信し、正面から向き合う姿勢そのものが、次のお客様への何よりのアピールになります。
規約に沿った口コミ収集の仕組み化は、きゃくくるが自動化できます。
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